苫信に業務改善命令 違法に不動産取引 道財務局「法令等順守を軽視」
- 2025年5月10日
北海道財務局は9日、苫小牧信用金庫(小林一夫理事長)に対し、不動産取引を行う法令違反などがあったとして、銀行法に基づく業務改善命令を出した。長年にわたり経営を実質的に支配してきた元非常勤理事が強い発言力で指示し、内部でも不適切と知りながら黙認していたなどとし、同局は「歴代の経営陣のもとで法令等順守が
北海道財務局は9日、苫小牧信用金庫(小林一夫理事長)に対し、不動産取引を行う法令違反などがあったとして、銀行法に基づく業務改善命令を出した。長年にわたり経営を実質的に支配してきた元非常勤理事が強い発言力で指示し、内部でも不適切と知りながら黙認していたなどとし、同局は「歴代の経営陣のもとで法令等順守が
苫小牧信用金庫の小林一夫理事長は9日、北海道財務局の業務改善命令を受け、同信金本店で記者会見を行った。元非常勤理事による風通しの悪い組織文化や独裁的な経営に過度に依存する、現経営陣らの経営管理態勢などが問われ、理事長らも退任する異例の事態に発展した今回の処分。小林理事長は「信用を第一とする地域金融
11日の母の日を前に苫小牧市文化会館で10日、「花アレンジメント教室」が開かれた。母親に日ごろの感謝の気持ちを伝える花を贈ろうと、親子ら6組14人が参加した。 市内の生け花講師百瀬厚子さんの手ほどきで、小学1~5年生が小さな容器に入ったスポンジ状の土台に、ピンクや赤色のカーネーションをはじめ、か
「斉藤征義記念 宮沢賢治ライブラリ虔十庵」(けんじゅうあん、末澤隆信代表)は18日午後1時半から、苫小牧市音羽町の妙見寺本堂で、宮沢賢治の苫小牧来訪101年を記念したトークイベントを開く。 賢治の研究者で札幌新陽高校教諭の高橋励起(こうき)さんと、第62次南極地越冬隊員で研究観測を担当した沼ノ端
北海道財務局は9日、苫小牧信用金庫(小林一夫理事長)に対し、不動産取引を行う法令違反などがあったとして、銀行法に基づく業務改善命令を出した。長年にわたり経営を実質的に支配してきた元非常勤理事が強い発言力で指示し、内部でも不適切と知りながら黙認していたなどとし、同局は「歴代の経営陣のもとで法令等順守が
北海道文教大学新1年生の皆さんに向けての講演に呼んでいただいた。 「未来のために、今この一瞬を大切に ~悩み、葛藤、反省は多々あれど、前を向いて歩む姿に人生のヒントがいっぱい~」 これまで講演は何度もやらせていただいたが、こんなに長いタイトルは初めて。大学の先生が書籍を読んでくださり、この
東胆振の米どころ厚真町で9日、今季の田植えが始まった。米の不足や価格高騰が続く中、各地の水田でこの時期ならではの光景が広がる。厚真町東和の畑嶋宏謙さん(33)はこの日、1㌶の水田で田植えを開始した。妻の佳奈さん(39)と協力し、約10㌢丈に育った苗を田植え機で植え付けた。26日までに「ゆめぴりか
苫小牧市柳町の住宅建築やリフォームを手掛ける青地建設工業(青地祐司代表取締役)は8日、防災費用として市に100万円を寄付した。善意は今年度着工する市勇払公民館の改修工事に充てられる。青地代表取締役(37)が青地宏史専務(41)と市役所を訪れ、「地元企業としてまちに貢献したい」と目録を手渡した。受け
市民有志でつくる「斉藤征義と宮沢賢治を語る会」(丸山伸也代表)は18日午前10時から、童話作家で詩人の宮沢賢治(1896~1933年)が苫小牧で歩いた道をたどる「賢治ウオーク」を行う。丸山代表の解説に耳を傾けながら、JR苫小牧駅南口から市道駅前通りを南下する。当日午前9時45分に同駅南口広場で受け
7月3日公示、同20日投開票が有力視される第27回参院選へ向け、道選挙管理委員会は9日、道庁4階に実施本部(本部長・大崎誠子道選管委員長)を立ち上げた。実施本部は、選挙、庶務、諸届受理、選挙公報、投票用紙、比例名簿など計11班に分かれ、62人のスタッフで構成。SNSも活用し、若年層に向けて広く投票
夏の参院選比例代表に出馬を予定する公明党青年局次長で新人の佐々木雅文氏(44)が9日、苫小牧民報社を訪れた。佐々木氏は「地域の声を届けるのが私の役目。現場を見て回り、地域ごとに合った施策を講じていけるよう取り組みたい」と抱負を述べた。 佐々木氏は愛媛県出身、創価大大学院修了。昨年7月の党中央幹
苫小牧出身の大相撲力士で東三段目12枚目の道轟(どうごう)(28)=本名佐藤宏哉、放駒部屋=が11日に初日を迎える大相撲夏場所(東京・両国国技館)で飛躍を誓っている。初場所後にしこ名を以前の「若錦翔」から、本道に名を「轟(とどろ)かせる」思いを込めて改名。3月23日まで行われた春場所で勝ち越した28
夏の全国高校総合体育大会(インターハイ)へ向けた2025年度の室蘭支部大会が13日、苫小牧市緑ケ丘公園庭球場で開幕するソフトテニスなどを皮切りに胆振管内各所で始まる。東胆振ではソフトテニスのほか、サッカー、卓球など6競技の開催が予定されている。 今季のインターハイは7月23日~8月20日まで、
第64回春季北海道高等学校野球大会室蘭支部予選が11日、とましんスタジアムで開幕する。胆振・日高の20校17チームが出場。18日を最終日とするA、B両ブロックのトーナメント戦を繰り広げる。ブロック優勝チームは26日から札幌円山球場で行われる全道大会に進出する。支部代表が1チームだった昨年の前回大
大相撲夏場所(11日初日)から、勝ち力士が土俵上で受け取る懸賞金が先場所までの3万円から1万円に減る。懸賞本数が年々増え、多額の現金を管理するリスクや作業の効率化を考慮した。日本相撲協会の担当者が9日に明かした。 提供者が支払う懸賞金は1本7万円で、協会が手数料として差し引く1万円を除いた力士
大相撲夏場所は11日に東京・両国国技館で初日を迎える。春場所で3度目の優勝を果たした大関大の里が、初めての綱とりに挑む。新横綱として臨んだ先場所をけがで途中休場した豊昇龍、大関琴桜らが賜杯を争う構図となる。大の里は春巡業後の体調不良により、調整は遅れた。急仕上げを強いられ、体の張りはいまひとつにも
大相撲の横綱豊昇龍が9日、夏場所(11日初日、東京・両国国技館)を控え、東京都墨田区の野見宿禰神社で行われた例祭で土俵入りを披露した。横綱は昇進後初の東京場所を迎える前に、相撲の始祖とされる野見宿禰を祭る同神社で土俵入りするのが恒例。在位2場所目に臨む豊昇龍は「今場所はけがのないように、と祈って
糸井ゴルフパーク54で8日、グリーンカップが開かれた。男女91人が出場し、男子は88の久保幹男、女子はプレーオフの末、93の宮尾美紀が優勝した。▽男子 ②宮尾91③高坂④谷垣92⑤清水92▽女子 ②寺山93③石戸谷94④工藤95⑤井川95=同スコアは規定=
完投勝利を挙げ、喜ぶ日本ハムの金村=9日、エスコンF 気迫あふれる投球で3勝目を手にした。日本ハムの金村は今季3度目の完投を懸け、九回もマウンドへ。1死から連打を浴びて二、三塁に走者を背負ったが、「絶対抑えるという強い気持ちでいった」。球数が100球に達した後も力を振り絞り、鈴木大を遊飛、村林を三ゴ
大相撲夏場所(11日初日、東京・両国国技館)に新十両として臨む夢道鵬が9日、さいたま市内の母校の埼玉栄高で行われた化粧まわし贈呈式に出席した。オレンジ色の化粧まわしを手にし、「憧れだった。感動しています。身が引き締まる」と背筋を伸ばした。「昭和の大横綱」大鵬を祖父に持つ。兄で同高出身でもある幕内
▽…追い風参考記録ながら、男子100㍍決勝を9秒台で制した柳田は「思い通りのレース展開ができた」と口にした。スタートの反応時間は8人中トップ。うまく飛び出すと、強い追い風の後押しも受け、驚異的な加速で後続を突き放してそのままゴールした。パリ五輪代表らしい貫禄の走りで会場を沸かせた。 昨年6月の
とまこまい広域農業協同組合(JAとまこまい広域、本所厚真町)で、町産イチゴの出荷が本格化している。JAとまこまい広域いちご部会の会員が丹精込めて育てたイチゴを町上野の野菜共同選果場に運び込み、農協職員が大きさごとに仕分けをしている。出荷ピークは12~13日ごろになる見込み。6月中旬まで春イチゴ、その
仙台藩白老元陣屋資料館はこのほど、郷土読本「ふるさと再発見シリーズ」第9弾「史跡白老仙台藩陣屋跡再発見之手引」を発行した。陣屋に関する江戸末期に築かれた歴史や近年の調査成果、市民による保存活動の歩みをまとめている。第2次環境整備事業(2026年~35年)の策定を前に、史跡への理解を深めてもらおうと
白老町の一般社団法人白老モシリは、24日午前10時から町内の森野野草園で開く「山のイオル体験・野外学習」の参加者を募集している。アイヌ文化にゆかりのある植物や食文化に触れる体験型イベントで、町内外に参加を呼び掛けている。 森野野草園には、アイヌ民族の暮らしと深く関わりを持つ約40種類余りの植物
白老町の白老アイヌ協会(山丸和幸理事長)は、昨年町内で開いた「アイヌ刺繍(しゅう)教室」の受講者作品展を、事務局を置く町大町のノシキで開いている。31日まで。講座は、伝統技術の継承者が高齢化する中、アイヌ文化の継承と次世代指導者の育成をしようという文化庁の補助事業「アイヌ文化伝承再生事業」に基づき
政府・自民党は、物価高や米政権の関税措置を受けた経済対策として消費税減税の実施を見送る方向で調整に入った。夏の参院選をにらみ与党内で減税を求める声が上がっているが、社会保障財源と位置付ける消費税の減税は適当ではないと判断した。複数の政権幹部が9日、明らかにした。石破茂首相(自民総裁)は8日夜、同
原爆投下から8月で80年を迎える中、新たなローマ教皇が選出された。4月に死去したフランシスコ教皇は2019年に広島・長崎を訪れ核兵器廃絶を訴えており、被爆地からは9日、後任のレオ14世(69)に対しても、核廃絶の実現に強い期待が寄せられた。 フランシスコ教皇が同年11月に広島を訪れた際に被爆者
政府・自民党が消費税減税を見送る調整に入ったのは、夏の参院選を見据えて「責任政党」の看板を守るためだ。増え続ける社会保障費の財源を確保しなければならない現実を踏まえれば、大衆迎合と批判されかねない政策と一線を画す方が得策と判断した。ただ、自民の参院議員や公明党には減税になお期待が強く、火種を残す。
トランプ米政権が英国との関税交渉で合意したことを受け、日本政府はその合意内容を研究し、今月中旬以降の次回閣僚協議に備える。政府内や与野党からは9日、自動車・鉄鋼も協議対象とする「先例」を歓迎する声や、今後の日米交渉への影響を懸念する声が上がった。 日本が米国に対し、相互関税だけでなく車や鉄鋼・